筑波山
筑波山に登ってきた。
駅から筑波山神社へと向かうバスの窓から眺める筑波山は、朝日を受けて青々としていたのが印象的だった。
登山道に入ると、木々が鬱蒼としていて、見晴らしの良い景色がなかなか出てこない。さらに足元はごつごつした大きな岩だらけで、視線は足元からなかなか離せない。一歩ずつ淡々と登る。
ようやく辿り着いた女体山山頂は、ガスがかかっていて何も見えない。 一息つく間もなく、観光客の波に押されるようにして次の男体山へと足を進める。
男体山山頂に着くと、その頃にはガスがすっかり取り払われ、景色が一望できた。 周りに高い山はなく、延々と平野が広がるのどかな景色だった。
帰りのバスで、再び筑波山を眺める。 なんだかんだで、山頂からの景色より、遠くから眺める筑波山が一番良いな、と思った。